まめたの緑色でありたい毎日の記録

毎日をオールグリーンで過ごすのを夢見つつ、日々の引っかかりを書き留めています。「ももいろのきりん」「エルマーのぼうけん」が好きです。

よしながふみの対談読んで驚いた。テレビマンの驕りって凄いわ……

アエラのネット記事でくらもちふさこよしながふみの対談のさわりを紹介していた。
当然スタートしたばかりの「きのう何食べた?」ドラマ化についての話題も。
そこで驚くよしながふみの言葉が。

「他からも話はあったけれど食べ物や料理の話を入れられないと言われまして。そこを省いてゲイのカップルの問題を社会派的に取り上げるのも違うかなと」

えーっと、すごいなぁ、テレビマンって馬鹿なの?クリエティブセンスゼロなの?そしてどんだけ驕ってるの???
この「きのう何食べた?」っていう、ものすごく端的に内容を表してるタイトルを見てもマンガの本質全くわかってないのか?
とりあえず最近流行りだしLGBT取り上げとけって軽く思ったのかな?よしながふみなら知名度あるし漫画も売れてるし、っていう程度?
いや、この話から「食」をとったら違うものでしょ?よくそんな話を作者のとこ持ってけるなー。ある意味凄いわ。何だろう?ひしひしと感じる「実写化してやるぜ」感。
恥ずかしくないのー??

そしてそんなアホの相手しなくちゃならないとか、漫画家さん大変だなー。
よしながふみはもうすでに実写化経験があるからその辺対応できるんだろうけど、いろんな作家さんの初実写化とかでえらいことになるのわかるなぁ。
もしその企画で通ってたら確実に炎上案件ですよ。原作ファンやドラマ好きなめんなよー!

よしながふみファンに「西洋骨董洋菓子店」は大不評だし、自分も「大奥」の最初の映画見に行って絶望したもんなー。二宮も柴咲コウも好きだけど、あれは絶対に水野でも吉宗でもないわ。

それを考えるとつくづく今回の「きのう何食べた?」のドラマ化は幸福だ。
よしながふみが「ストーリーの強度が弱い」と言う意味をよくわかっている制作チームが作ってる。
凄くドラマチックな展開があるわけではなく、基本的には日々の出来事を過ごし、食事をとる、それだけ。
でも、それでもちゃんと物語になるのだという事をわかってないと作れない。
シロさんたちはゲイだけれども、それは彼らの一部のことであって、それ以外にも生きていればちょっとした事が色々あって、それが生活なんだっていうのがこの話で、だからたくさんの人に響くのに。
淡々と料理をすることをドラマにできるという事をちゃんとわかってるテレ東の企画になってホント良かった。

あー、金曜日が待ち遠しい。